10/09(木)NY前 作戦会議メモ
作成時刻:20:20 JST 時点(更新可)
0. 本日の前提・イベント
- 米政府機関閉鎖により主要指標(新規失業保険など)は延期。材料薄で要人発言に過剰反応しやすい。
- FOMC議事要旨(9/16–17):利下げ決定の一方、インフレ上振れリスクを多数が指摘(全体トーン=中立〜ややタカ)。
- 今夜の発言(NY序盤):パウエル議長/ボウマン副議長/カシュカリ総裁。ブラックアウト開始前の実質ラストコメントになり得る。
- 日本側:高市相場(円売り・国債売り・株買い)継続。首相指名の後ずれ/連立不透明は潜在的な円買い戻しリスク。
1. 市況ダイジェスト(ここまでの流れ)
- 欧州で米金利上昇に連動し153.22まで上昇(2/13以来の高値)。
- ロンドン後半:NY連銀ウォリアムズ総裁「年内追加利下げ支持」報道 → ドル売り・円買いへ初動反転、152.50付近まで反落。
- 現在:RN153.000〜152.500のレンジボックス内で静止(収縮→トリガー待ち)。
2. テクニカル総合(複数時間軸)
4時間足
- 強い上昇トレンドだが過熱圏。RN153.000で上抜け失敗の上ヒゲ。
- EMA13は急角度上向き=最終波の天井圏の形。
1時間足
- 転換ライン帯=152.45〜152.35(最重要)。ここを実体で割れるかが構造転換の分岐。
- EMA13が横ばい化し、勢い鈍化。
5分足
- 転換ライン直上にレジスタンスゾーン(152.60〜152.40)形成。EMA100(M5)が頭を抑制。
- 明確割れ→戻り売り(水平線ブレイク準用)が教科書形。
1分足
- 153.000(上限)/152.500(下限)の箱。中間ネック(約152.80)付近に滞在。
- 箱の中はトレード禁止区域(ダマシ多発帯)。
3. 重要水準(アラート推奨)
| 方向 | 水準 | コメント |
|---|---|---|
| 上 | 153.00 | 天井の証明ライン(支持化できるか) |
| 上 | 153.20 | ロンドン高値 |
| 上 | 153.74 | ピボットR2 |
| 上 | 154.00 | 心理節目・介入警戒 |
| 中 | 152.60〜152.40 | M5レジ/H1転換帯の上部 |
| 中 | 152.45〜152.35 | H1転換帯本体(割れで転換) |
| 下 | 152.25 | 目立つ安値=TP目安 |
| 下 | 152.00〜151.95 | 次の支持候補 |
| 下 | 151.74 | 8日安値 |
4. 今夜のシナリオと戦術
【A】本線:欧州↗ → NY↘(トレンド転換ショート)
- 条件:152.45〜152.35(H1転換帯)を5分足の実体で明確割れ。
- エントリー:ブレイク後の5分EMA13タッチ戻りでショート(水平線ブレイク準用)。
- ストップ:転換帯上限+3〜5pips、または直近戻り高値上。
- 利確:TP1=152.25、TP2=152.00〜151.95(状況で151.74拡張)。
- 無効化:再浮上して152.60〜.65を実体回復→撤退し仕切り直し。
【B】逆行:FRBタカ派→上抜け継続(短期ロング)
- 条件:153.00を実体で越え、押しで153.00が支持化。
- エントリー:手法②(RNブレイク)で押し目買い。
- 目標:153.20 → 153.74 → 154.00(154付近は介入警戒で深追い禁止)。
- 無効化:153割れ再転落で即撤退→ノーポジへ。
【C】無風・レンジ継続(ノートレード)
- 条件:153.0〜152.5の箱に留まり続ける/ヒゲ抜けのみ。
- 対応:完全静観。次のトリガー待ち。
5. 執行チェックリスト(再現性重視)
- 発言直前にポジションを持たない(21:00〜21:30は待機)。
- ブレイク判定はヒゲではなく“実体確定”(5分足で判定)。
- 戻り(EMA13タッチ)を待つ。横滑り・揉み合い戻りは見送り。
- SLは機械的(帯上/下)。-10pips超の粘り禁止。
- TPは分割(TP1→建値ガード、TP2は伸ばし任せ)。イベント後の急反転に注意。
- 153再浮上=ショート目線無効/152.60回復=仕切り直しを徹底。
- 介入ヘッドライン発生時は即時全額クローズ。
6. まとめ(結論)
現在は収縮完了→トリガー待ちの局面。ファンダ(ウォリアムズ総裁のハト発言、今夜のFRB発言)とテクニカル(153の上ヒゲ、H1転換帯)が下方向シナリオと整合しているため、本線は【A】152.45〜152.35割れ→戻り売り。逆に上に走る場合は153の支持化を確認できたときに限り短期追随。RN153〜152.5の箱内はノートレードを厳守。






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