だまし危険度カレンダー|日本時間イベントカレンダー(M1スキャル向け・だまし危険度付き)

だまし危険度カレンダー(M1スキャル向け)

1分足スキャルピングにおける主要時間帯ごとの市場構造と「だまし」発生リスクを整理した一覧です。危険度は★1〜★3で表示しています。

日本時間イベントカレンダー(M1スキャル向け・だまし危険度付き)
時刻(JST) イベント・市場動向 主な値動き傾向 ダマシ危険度 注意点・スキャル的コメント
6:00〜7:00 早朝オープン(週明けはギャップ発生) 窓開け・薄商い・アルゴ主導 ★★★ – 月曜朝は特にギャップ方向への追随禁止
– 週明けは“窓埋め狙い”がセオリー。
8:00〜8:59 東京勢の始動、株先物/債券市場オープン 一時的な円買い・円売り(短命) ★★☆ – 日経平均やTOPIX寄り付きに反応しやすい。
出来高が薄く、スパイク→全戻しが多い。
9:00 日経平均現物寄り付き 株連動スパイク ★★★ – 直後の1〜2分間は瞬発的な上下
– EMAが追いつかず、形が崩れる時間。
9:30〜9:50 仲値需要前のドル買い開始 ドル円上昇しやすい ★★☆ – 輸入企業のドル買い(実需)が入りやすい。
– 抜けても続かないことが多い。
9:55(東京Fix/仲値) 当日の基準レート決定 一瞬ドル買い→反転しやすい ★★★ – 仲値直前に急上昇→Fix確定→急落が定番。
– 「9:50〜9:56」は飛び乗り厳禁ゾーン。
10:00〜11:30 東京メインセッション 比較的素直なトレンド ★☆☆ – 一方向に伸びることも多く、手法1・2の訓練に最適時間帯
11:30〜12:30 昼休み・商い減少 ノイズ多い、値動き乏しい ★★☆ – EMAが束になりやすく、“抜けても戻る”。
12:30〜14:30 東京後場〜欧州待ち 偽ブレイク多発 ★★☆ – 欧州前の“収縮相場”。
– ヨコヨコ抜けは全スルー。
15:00〜15:59(アーリーロンドン) 欧州勢プレ参入/東京勢の決済・反転 ストップ狩り型フェイクブレイク ★★★ 東京高安スイープが頻発。
EMA束状態のブレイク=完全禁止
16:00〜17:00(ロンドンオープン) 欧州本格参入 本命トレンド始動 ★☆☆ – “ロンドンリバーサル”完了。
– 手法1(転換)・手法2(RNブレイク)が機能しやすい。
18:00〜19:30 欧州後半/米勢待機 流動性一時低下 ★★☆ – EMA100が横向き。
中休みレンジで往復ビンタ注意。
20:00台(NY早朝) 米勢参入前の静寂 不規則な上下/薄商い ★★★ – ルール上トレード禁止時間帯
– 指標待ちで“フェイク抜け”が頻発。
21:00〜21:30 NYオープン 流動性増/方向判明前 ★★☆ – ロンドンの余波と混じりノイズ気味。
– 明確なモメンタム確認まで待機。
21:30〜23:00 米主要指標(CPI/ISM/雇用統計 等) 一方向スパイク→逆噴射多発 ★★★ 初動スパイクに飛びつかない。
– 1分以内に戻る“逆噴射”が定番。
23:00(NY10:00カット) 米オプション満期/Fix ストライク防衛/バリア狩り ★★★ – “RNや150円”付近で一瞬抜いて戻る動きが多い。
– バリア観測値にはアラート推奨。
23:30〜24:00 NY後半 トレンド継続 or 失速 ★★☆ – 指標トレンドが残る日はチャンス。
– それ以外は“タイムアウト撤退”を意識。
0:00〜2:00 NY後場/欧米決済 反転/薄商い ★★☆ – EMA13・100が収束してきたら終了サイン。
– トレード継続はリスク増。

6:00〜7:00 早朝オープン(週明けはギャップ発生)

週明けの「6:00〜7:00」は、窓開け(ギャップ)+薄商い+アルゴの先行が重なり、見た目の勢いに対して実需が乏しいため、だまし(★★★)が最も発生しやすい時間帯です。
ギャップ方向への追随は禁物で、基本戦略は、観察 → 窓の扱いを決める → 正常化後に型で入るです。

● この時間に「何が起きているか」

  • ギャップ発生:週末のニュースや持ち越しポジション解消が一気に反映され、前営業日の終値から価格が飛んで始まる
  • 流動性の谷:主要参加者の本格参入前で板が薄く、スプレッド拡大・滑りやすい。小口の成行でも価格が動き過ぎる。
  • アルゴ主導:初動は裁定・ニュースフロー系アルゴが優勢で、一方向に見えてもフォローが継続しないことが多い。

● よくある値動きのパターン

  1. ギャップ方向へ数分だけ伸びてから全戻し:「強いトレンドに見える初動」→ 実需が続かず失速 → 前日終値(ギャップ起点)へ吸い戻し
  2. ギャップを埋めてからの揉み合い:窓を埋め切った後は、RN(.00/.50)や前日終値を挟んだヨコヨコに移行しやすい。
  3. 上下にストップ掃除:薄い板を突いて上→下(または下→上)へ連続スイープ、ヒゲだらけで方向感が出ない。

● やってはいけないこと(NG集)

  • ギャップ方向への成行追随:数分の伸びで利が乗っても全戻しのリスクが常に高い
  • EMAが束のままブレイクを追う:構造未整列=だまし率急上昇
  • 広いスプレッドで細かいスキャル:想定RRが崩れ、手数だけ増えて期待値がマイナスに。

8:00〜8:59 東京勢の始動、株先物/債券市場オープン

板がまだ薄く、株先物・債券の立ち上がりで為替が一時的に振れます。
短命なスパイクが多く(★★☆)、ブレイクは追わず戻り(押し)確認が基本。

● この時間に起きやすいこと

  • 株先物・債券の始動に連動した瞬間的な円買い/円売り
  • スプレッドがやや広めで、ヒゲが増えやすい。

● よくある値動き

  1. スパイクでRN(.00/.50)をタッチ→即戻し
  2. 5〜10pipsの伸びで失速→直前レンジへ回帰

● 回避・攻略ポイント

  • 初動は見送り、EMA13内側への実体回帰→反発で第2波のみ。
  • RNとの距離が5〜7pips以内なら追わない(利幅不足)。

9:00 日経平均現物寄り付き

株現物の寄り付きで為替も瞬発的に振れます。
短時間の上下スパイクが多く(★★★)、初動は見送りが基本。

● この時間に起きやすいこと

  • 株の寄り付きに連動した一方向スパイク→即反転
  • スリッページ・ヒゲ増加で形が崩れやすい。

● よくある値動き

  1. 寄り付き直後に5〜10pips伸び→寄り前のレンジへ回帰
  2. RN(.00/.50)タッチ→瞬間戻し

● 回避・攻略ポイント

  • 最初の1〜2分は完全スルー、実体の落ち着き待ち。
  • EMA13の内側回帰→第2波のみ検討。

9:30〜9:50 仲値需要前のドル買い開始

仲値に向けた実需でじわ上げになりやすい(★★☆)が、継続性は限定的。
追いかけず、押し戻りの質を確認。

● この時間に起きやすいこと

  • ドル買い優勢で上値試し、ただし勢いは緩やか。
  • RN手前での失速・揉み合い

● よくある値動き

  1. 高値更新→すぐ横ばい(押し目不成立)。
  2. 数pipsのだまし抜け→回帰

● 回避・攻略ポイント

  • 追随ロングはRN距離(5〜7pips)を必ず確認。
  • 押し目はEMA13での反発確認後に小サイズで。

9:55(東京Fix/仲値) 当日の基準レート決定

直前の買い上げが確定後に反転しやすい(★★★)時間。
9:50〜9:56の飛び乗りは禁止。

● この時間に起きやすいこと

  • Fix直前の上振れ→確定→急反落
  • 一時的にスプレッド拡大

● よくある値動き

  1. 直前高値更新→Fix確定→全戻し
  2. 高値圏ヨコヨコ→確定後に崩れる

● 回避・攻略ポイント

  • 抜けに乗らず、実体の内側回帰→第2波待ち。
  • サイズは通常の半分、利確は次RN手前

10:00〜11:30 東京メインセッション

比較的素直なトレンド(★☆☆)が出やすい時間。
収縮→拡散の基本形を丁寧に。

● この時間に起きやすいこと

  • 段階的な高値・安値更新が機能。
  • EMA100が徐々に傾斜

● よくある値動き

  1. 小押し→第2波継続
  2. RN突破→戻りで再加速

● 回避・攻略ポイント

  • 手法1/2の基本形のみ実行。
  • 逆張りはEMA傾斜鈍化まで待つ。

11:30〜12:30 昼休み・商い減少

流動性が落ち、ノイズと往復が増える(★★☆)
基本は待機。

● この時間に起きやすいこと

  • EMAの束化(収縮)。
  • 狭いレンジでのヒゲ連発

● よくある値動き

  1. レンジ上端・下端の軽い抜け→回帰
  2. RNタッチ→小反発だけ

● 回避・攻略ポイント

  • ブレイクは全スルー
  • 午後の流れに備えレベル整理だけ行う。

12:30〜14:30 東京後場〜欧州待ち

引き続き収縮基調。
偽ブレイク多発(★★☆)につき、抜けに乗らない。

● この時間に起きやすいこと

  • 欧州待ちのヨコヨコ
  • レンジ端でのだまし足

● よくある値動き

  1. 上抜け→即レンジ内回帰
  2. 下抜け→即戻し

● 回避・攻略ポイント

  • 戻り(押し)の質が出るまで待機。
  • サイズは抑制、または見送り。

15:00〜15:59(アーリーロンドン) 欧州勢プレ参入

東京高安スイープのフェイク(★★★)多発帯。
抜けに飛びつかない。

● この時間に起きやすいこと

  • アジア高安を5〜15pipsだけ更新→反転
  • RN掃除→直後に打ち消し

● よくある値動き

  1. 高値更新→数分で全戻し
  2. 安値更新→即上抜け返し

● 回避・攻略ポイント

  • 完全見送りが原則。やるなら逆張り第2波のみ。
  • EMAが拡散するまで待機

16:00〜17:00(ロンドンオープン) 欧州本格参入

本命トレンド始動(★☆☆)ゾーン。
15時台のフェイク否定後の第2波が狙い目。

● この時間に起きやすいこと

  • EMA100の傾斜開始
  • 高安の明確な更新→継続

● よくある値動き

  1. 押し目(戻り目)で再加速
  2. RN突破→加速維持

● 回避・攻略ポイント

  • 手法1/2の型通りに。初動追いは避ける。
  • 利確は次のRN/前回スイングを基準。

18:00〜19:30 欧州後半/米勢待機

流動性が一時細り、中休みレンジ(★★☆)になりやすい。
往復に注意。

● この時間に起きやすいこと

  • EMA100の横向き化
  • 上下に小スイープ

● よくある値動き

  1. レンジ端タッチ→反対端へ揺り戻し
  2. 薄い抜け→即回帰

● 回避・攻略ポイント

  • ブレイク狙いは封印
  • やるなら明確な第2波に限定・小サイズ。

20:00台(NY早朝) 米勢参入前の静寂

不規則な上下が増え、フェイク多発(★★★)
ルール上は原則ノートレード。

● この時間に起きやすいこと

  • 指標待ちのポジション調整
  • ニュース小出しでヒゲ連発

● よくある値動き

  1. 小レンジ内での上下スイープ
  2. RNの軽い抜け→回帰

● 回避・攻略ポイント

  • 監視のみ、エントリーは21時以降へ。
  • 重要レベルを事前に可視化しておく。

21:00〜21:30 NYオープン

流動性は増えるが、方向未確定(★★☆)
明確なモメンタム確認まで待機。

● この時間に起きやすいこと

  • ロンドンの流れと干渉しノイズ化。
  • 一旦の反発→再トライ

● よくある値動き

  1. 初動伸び→半値戻し
  2. 小さな高安更新を数回繰り返す

● 回避・攻略ポイント

  • 連続実体EMA傾斜が揃うまで待つ。
  • 逆張りは直近の極値タッチ限定で小サイズ。

21:30〜23:00 米主要指標(CPI/ISM/雇用統計 等)

初動スパイク→逆噴射(★★★)が定番。
初動追いは禁止、再現性は第2波にあり。

● この時間に起きやすいこと

  • 一方向に瞬間加速→全戻し
  • スプレッド拡大・滑り

● よくある値動き

  1. 指標直後の極値から反対方向へ急戻し
  2. 戻り(押し)を作って第2波継続

● 回避・攻略ポイント

  • 初動は完全スルー、1〜3分の形作り待ち。
  • 手法3(指標スキャル)はセットプレー条件が揃う時のみ。

23:00(NY10:00カット) 米オプション満期/Fix

ストライクやバリア付近で一瞬抜いて戻る(★★★)動きが増加。
フェイク警戒。

● この時間に起きやすいこと

  • ストライク防衛によるピン止め。
  • 大台(例:150円)でスイープ

● よくある値動き

  1. 大台突破→即内側回帰
  2. 数分での往って来い

● 回避・攻略ポイント

  • 抜け足では入らない。戻り(押し)確認→第2波のみ。
  • 利確は近いRN手前でタイトに。

23:30〜24:00 NY後半

トレンド継続か失速かの分岐。
不発なら時間切れ意識(★★☆)で固く。

● この時間に起きやすいこと

  • 指標トレンドの残り火
  • 出来高減少で伸び悩み。

● よくある値動き

  1. 直近波の半値押し(戻し)→続伸
  2. 高安届かず→揉み合い収束

● 回避・攻略ポイント

  • 未達成目標が近ければ小幅で満足撤退
  • 伸びないと判断したらクローズ優先

0:00〜2:00 NY後場/欧米決済

反転・薄商いでだまし増(★★☆)
EMA収束は終了サイン。

● この時間に起きやすいこと

  • 欧米勢の手仕舞いで逆流。
  • ボラ縮小とレンジ化。

● よくある値動き

  1. 高安に届かず小刻み推移
  2. EMA13・100が束へ回帰

● 回避・攻略ポイント

  • 新規は原則見送り、保有は利確優先
  • 継続時はサイズ縮小・目標も近場で。

だましの構造分類と回避の考え方

種類 発生源 特徴 回避の考え方
構造型だまし EMA収束/レンジ中 形だけのブレイク。モメンタムなし。 EMA群の傾斜・束を確認してから。
流動性狩り型だまし Fix/アーリーロンドン/オプションカット ストップ注文を“狩りに行く” 高安を5〜15pipsだけ抜く動きに注意。
イベント型だまし 指標/要人発言/介入観測 一瞬の爆発→全戻し 「実需(実弾介入)」かどうかを見極め。
時間切れ型だまし 東京後場/NY後半 トレンド終了後の小動き ボラ・値幅が細くなったら“撤退シグナル”。

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