2025/10/01(水)トレード前の作戦会議メモ|相場分析・方針・注意点(USD/JPY)
0. 結論(今日の前提)
- 地合い:東京午後の米政府機関閉鎖ニュースを起点に、すでに100~130pips規模の下落。現在は走った後の小休止で、理想的な「指標前 収縮→指標で拡散」ではない。
- テクニカル:H4=レンジ回帰から下限トライ、H1=明確な下降トレンド、M5/M1=147.00周辺で小レンジ。
- イベント:NYは21:15 ADP、23:00 ISM。雇用統計は延期リスク → ADPの重要度上振れ。
- 方針:20時台は原則ノートレード。指標後の「初動+押し戻り」に限定。すでに走行後の地合いのため追っかけ売り封印、絶好球のみ。
1. ファンダ・イベント整理(日本時間)
- 08:50 日銀短観(発表済)
- 21:15 米ADP雇用統計(雇用統計延期リスクで注目度↑)
- 22:45 米製造業PMI改定値
- 23:00 米ISM製造業指数
- 米政府閉鎖関連ヘッドラインは随時(合意報道などで一撃リバーサルに注意)
解釈:雇用統計が出ない可能性があるため、今晩はADP/ISMが唯一の手掛かりになりやすく、価格反応は通常より敏感。
2. 多時間足テクニカル(添付チャート基準)
H4
- 構造:レンジ上限(約148.8~149.0)上抜け失敗 → レンジ回帰 → 下限(約146.2~146.5)トライ
- 方向:EMA100下抜け、短中期の傾きも下向き → 下方向優勢
H1
- 形状:完全な下降トレンド。EMA100(下向き)が上から被さる。
- 抵抗:147.8~148.0(戻り高値+EMA群)、148.3台(意識される上値)
- 支持:146.7(9/18安値付近)、146.2(H4レンジ下限)
M5
- 日中に約130pipsの一方向下落。現在はRN147.000を軸に小レンジ調整。
- EMA100(M5/M15/H1)がすべて上から覆う → 構造的な下圧力継続。
M1(20時過ぎ)
- 小幅横ばいだが、「収縮による蓄勢」ではなく「走行後の小休止」の色合いが強い。
3. 今日のシナリオ想定(NY時間)
シナリオA|弱いADP/ISMでドル売り継続
- 下方向へ走りやすいが、下げ切り感で伸び鈍化リスク。
- 下値メド:147.00明確割れ → 146.70 → 146.20
- 戦術:手法2(RNブレイク)なら実体ブレイク+EMA13の戻りを待つ。
除外:ブレイク後+25pips以上進行済み/直下の上位足支持が10pips以内/横滑り戻り。
シナリオB|強いADP/ISMで買い戻し反発
- ショートカバーで急反発の可能性。
- 上値メド:147.50 → 147.80~148.00(強抵抗) → 148.30台
- 戦術:飛び乗り禁止。転換ライン+EMA100を実体で突破後、EMA13の押し(手法1)まで待つ。
上位足が下向きのためカウンター扱い。補強要素(例:RN突破・上位足整合・実体連続)3つ以上でのみ許容。
シナリオC|数字が中立・ブレ混じり(乱高下)
- ヒゲ多発・往復になりやすい → ノートレード上等。
- 初動の実体連続・EMA乖離が揃うまで「見」。
最大保有30分と途中決済ルール(評価損トリガー/満足撤退など)を適用。
4. 今日のトレード方針(ルール適合)
原則
- 20時台は出動禁止。21:00以降のみ。
- 絶好球以外はスルー(プロップ審査思想/損失回避最優先)。
使用手法の優先度
- 手法2|RNブレイク(ADP/ISM直後、実体ブレイク+EMA13の押し戻り)
BEEFチェック:①過熱・ダマシ回避 ②その日の初ブレイク ③直前の揉み合い(本日は弱い) ④時間帯◎ ⑤ニュース裏付け◎ ⑥上位足方向△(下) ⑦大陽/大陰 - 手法1|転換初動(強い上振れ時のみ。転換ライン+EMA100を実体で突破→EMA13押し)
- 手法4/手法5(下降第2波が明確なときのみ。揉み合い中は除外)
出動前5秒チェックリスト
- 値幅×値動き:「大×大」直後か(勢いの実在)
- 実体で突破しているか(ヒゲ抜けNG)
- RN/上位抵抗までの距離:10pips以上
- ブレイク後の進捗:+25pips以内で押し戻り待ちか
- EMA13タッチが横滑りではないか
- 直近に半値以上の深押し・深戻しがないか
- ±10pips固定/最大30分を事前設定
5. 価格レベルとアラート
- 下:146.70(直近安値)/146.20(H4下限)/145.80
- 中:147.00(RN)/147.30(小戻り)/147.50
- 上:147.80~148.00(H1戻り売りゾーン)/148.30台/148.80~149.00(H4上限)
推奨アラート:147.00/146.70/146.20/147.80/148.00/148.30
6. リスクと注意点
- 政府閉鎖ヘッドライン:合意・延長・発言で急転の可能性。
- 指標延期の副作用:本命不在で初動の解釈が行き過ぎやすい。
- 地合いの疲労:すでに拡散済み。追随の伸び鈍化・乱高下に注意。
- スプレッド拡大:発表直後は約定品質低下を前提に。
- 感情対策:勝敗直後は分析禁止→A/B/C/D分類へ。次の判断はクールダウン後。
7. まとめ(行動宣言)
- 20時台は不出動。21:15/23:00に集中。
- 初動を見てから:実体ブレイク→EMA13押し戻り(手法2)以外は見送り。
- 147.00の攻防を短期の軸に、146.70/146.20割れの勢い or 147.80~148.00の戻り失速に絞る。
- 条件に当てはまらなければノートレードを正解として記録。






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