本日の地合い解説(2025/09/17)FOMC前で調整優勢、ドル円146.20円が攻防ラインもエントリー不向き

トレード前の作戦会議


本日の地合い解説(2025/09/17)FOMC前で調整優勢、ドル円146.20円が攻防ラインもエントリー不向き

1. 全体概況

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本日の為替市場は、米FOMCを控えて全般に調整優勢となっています。
ドルと円がともに買い戻され、ユーロは軟調。ポンドは方向感が乏しいものの、ユーロに対しては相対的に堅調さを保っています。
ドル円は146円台前半で推移し、FOMC発表待ちの様子見基調が色濃く、方向感に欠ける展開となっています。

2. ファンダメンタル背景

  • 市場予想は25bp利下げで、フェドウオッチでは織り込み度96%。
  • 利下げ幅そのものはサプライズにならず、注目は「ドットプロット(金利見通し)」とパウエル議長会見。
  • 新理事ミラン氏の大幅利下げ主張や、解任騒動のクック理事の投票行動にも関心。
  • 英CPI(前年比+3.8%)とユーロ圏CPI(前年比+2.0%)の水準差が意識され、ユーロ売り・ポンド買いが進行。

3. テクニカル環境(マルチタイム分析)

4時間足

●4時間足:146.20円に強いサポート。ここを割れると145.70円が次のターゲット。

1時間足

●1時間足:EMA100が下向きでトレンドは弱含み。戻り売りが優勢。

5分足

●5分足:146.20円で東京時間・ロンドン時間とも下支え。反発しても上値はEMA群で重い。

1分足

●1分足:A→Bの下落は約47pipsで「長い下落」に該当せず。ルール条件未達のためノートレードが正解。

4. 今後のシナリオ

現在の局面から考えられるのは、
・146.20円を明確に実体ブレイクした場合の 手法6(水平線ブレイク)
・その後、下降が加速しEMA100に傾斜がついた際の 手法4(トレンド継続パターン)
の2シナリオです。
しかし、FOMCを控えた薄商いの中で大きなトレンドが発生する可能性は低く、現時点では積極的にエントリーすべき環境ではありません。

5. 結論

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本日はFOMC発表を前に、市場全体が「方向感の欠ける調整相場」となっています。
ドル円は146.20円を攻防ラインとしながらも、ルール上はどの手法も有効条件を満たしておらず、見送りが最適解です。
今夜のFOMC発表後、ドットプロットとパウエル議長会見を受けて大きなトレンドが発生した場合にのみ、改めて手法4や手法6が狙える環境になるでしょう。

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